ロシア政府は来年の国防費を今年の1.7倍に増額させる予算案を提出しました。ウクライナ侵攻の継続に向けたものとみられます。

ロシアメディアによりますと、29日に提出された予算案では、来年の国防費は歳出全体の3割にあたるおよそ10兆7000億ルーブル、日本円で16兆円余りに増額となりました。

今年の国防費の1.7倍で、GDP=国内総生産の6%に相当します。

長期化する侵攻のさらなる継続に向けて、武器や弾薬の増産や志願兵などの人件費がかさむことを見込んだものとみられ、ペスコフ大統領報道官は「われわれは特別軍事作戦を続けている。増額は不可欠だ」と述べています。

一方、プーチン大統領は29日、新たに13万人の徴兵を行う法令に署名しました。

毎年春と秋に実施しているもので、ロシア軍参謀本部はウクライナ侵攻に派遣されることはないとしています。

今回の徴兵について、タス通信はロシアが一方的に併合したウクライナの4つの州の住民が初めて徴兵の対象になると報じています。