ロシアのプーチン大統領は、民間軍事会社ワグネルの幹部だった元司令官と会談し、志願兵の部隊を組織するよう指示しました。創設者プリゴジン氏の死亡後、ワグネルの戦闘員らを政権の統制下に置く狙いがあるとみられます。

ロシア大統領府は29日、プーチン大統領がワグネルの幹部だったトロシェフ元司令官と、28日に会談を行ったと明らかにしました。

この中でプーチン氏は「1年以上部隊にいて戦闘を最も成功させるために必要なことを知っている」と述べ、トロシェフ氏に対し、ウクライナ侵攻に参加する志願兵の部隊を組織するよう指示しました。

トロシェフ氏は、ワグネルの軍事部門トップ、ウトキン氏に次ぐ幹部だったとみられ、創設者プリゴジン氏が起こした今年6月の反乱を支持せず、現在は国防省に所属しているということです。

プーチン氏は反乱直後にもワグネル側に対し、トロシェフ氏を新たな指導者にするよう提案していましたが、プリゴジン氏が拒否していました。

政権としては、プリゴジン氏が8月に起きた航空機の墜落で死亡したことで、ワグネルの戦闘員らを政権の統制下に置く狙いがあるとみられます。