きょうの債券市場では、日本国債を売る動きが強まり、長期金利の代表的指標である10年物国債の利回りは一時0.675%をつけました。2014年1月以来、およそ9年7か月ぶりの高水準です。

先月、日銀が金利操作の柔軟化を決め、これまで0.5%程度としてきた長期金利の変動幅を、市場の動向に応じて1%まで“上限超え”を認めたため、日本国債を売る動きが広がっていました。

また、アメリカの中央銀行にあたるFRBが追加利上げを行うとの見方が強まり、アメリカの長期金利が上昇したことを受け、日本の債券市場でも債券の売り圧力が強まっています。

住宅ローンの固定金利は長期金利の水準を参考にそれぞれの銀行が決めており、将来的に住宅ローンの固定金利が上がる可能性があります。