自動車保険の保険金を不正に水増し請求していたビッグモーターが銀行団と会合を開き、借入金90億円の借り換えを要請したことがわかりました。
関係者によりますと、中古車販売大手のビッグモーターはきょう、都内で取り引きのある銀行団との会合を開き、8月半ばに期限を迎える借入金90億円の借り換えを要請しました。
ビッグモーターと取り引きがあるのは、三井住友銀行や三菱UFJ銀行、みずほ銀行、広島銀行などで、会合でビッグモーター側は一連の不正や経営状況について説明し、借り換えを要請したということです。
ビッグモーターをめぐっては、信販会社大手「ジャックス」が自動車ローンの新たな受け付けを停止したほか、中古車検索サイトの「カーセンサー」が情報の掲載を停止していて、取引先の“ビッグモーター離れ”が進んでいます。
関係者によりますと、「ビッグモーターは足元の資金繰りは困らないと思われる」としていますが、今後、業績の低迷が続けば返済に影響が出る可能性があります。

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