物価の変動を示す東京23区の消費者物価指数は、7月中旬時点の速報値で去年より3.0%上昇しました。

全国の指数に先立って公表され、先行指標として注目される東京23区の7月中旬時点での消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた指数が105.1となり、去年に比べて3.0%上昇しました。上昇幅は先月よりも0.2ポイント下がり、2か月ぶりに縮小しました。

燃料価格の下落により光熱費が下がったことなどが主な要因です。

ただ、食料品は値上がりが続いていて、生鮮食品を除く食料は9.0%上昇しました。

47年2か月ぶりの歴史的な伸び率です。

具体的には▼鶏卵が31.4%▼調理カレーが23.8%▼ハンバーガーが14.3%▼炭酸飲料が13.7%▼アイスクリームが12.2%上昇しました。また、▼トイレットペーパーが14.3%▼宿泊料は15.1%上昇しました。

みずほリサーチ&テクノロジーズの試算では、今年度の家計負担は前の年度より9万円程度増える見通しです。