参議院予算委員会では、岸田総理出席のもと、2023年度予算案の締めくくり質疑が行われており、予算案は午後にも成立する見通しです。国会記者会館から中継でお伝えします。
野党側は、これまで主張してきた給食費の無償化がきのう、自民党の提言にも盛り込まれたことを受け、岸田総理に実現を迫りました。
立憲民主党 辻元清美参院議員
「昨日、自民党が少子化の提言を出した中に給食費の無償化というのが入っている。これ、やりましょうよ。いかがですか、総理」
岸田総理
「子ども・子育て政策についてはさまざまなご提案をいただいております。ご提言を受けて、まずは具体的な政策をパッケージで今月末に示したいと思います」
岸田総理はこのように述べるにとどめ、給食費の無償化への評価は避けました。
また、放送法をめぐる総務省の行政文書に関し、野党側は高市大臣が「怪文書の類いだ」と言ったことから問題が始まったなどとして辞任を迫りましたが、高市大臣は「怪文書の類だと思ったが、国会での答弁では『ねつ造文書』と、かなり配慮をして申し上げた」などと反論し、辞任も否定しました。
一般会計の歳出総額が過去最大の114兆円を超える予算案はこのあと委員会で採決が行われ、午後の参議院本会議で成立する見通しです。
高市総理が年頭所感を発表「日本列島を強く豊かに、日本に希望を見出していく」新年の誓い 2026年も課題山積