政府は24日朝の閣議で、拉致問題対策本部事務局長を退官する石川正一郎氏の後任に福本茂伸氏を充てる人事を決定しました。事務方トップの交代は9年ぶりとなります。
松野官房長官
「福本氏は拉致問題対策本部事務局審議官などの経験を有しており、それらの経験を生かして拉致問題の解決に貢献することを期待しています」
北朝鮮による拉致問題に対応する拉致問題対策本部は、本部長を岸田総理が務めており、事務局長は事務方トップの位置づけとなります。
2014年から9年にわたり事務局長を務めた石川氏は3月31日付けで退官しますが、4月から内閣官房参与として引き続き拉致問題対策の職務にあたります。松野長官は「拉致問題対策の分野で有益な情報提供やアドバイスを行っていただくことを期待する」と述べました。
後任の福本氏は現在、内閣情報調査室担当の内閣審議官などを務めており、4月1日付で拉致問題対策本部事務局長に就任します。
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