きょうからインドを外遊中の岸田総理がモディ首相との首脳会談に臨みました。現地で取材をしている堀記者の報告です。
岸田総理は先ほどまであちらの建物でモディ首相との会談、そして昼食会に臨んでいました。総理にとって今回のインド訪問のキーワードは「グローバルサウス」です。
「グローバルサウス」とは、世界の国で大多数を占める新興国、途上国のことです。ウクライナ情勢が長期化する中、岸田総理としてはG7=主要7か国の議長国として、こうした国々への関与を強化したい狙いがあります。インドはこの「グローバルサウス」の牽引役でもあり、インドとの関係は重要性を増しているのです。
きょうの首脳会談では、「法の支配に基づく国際秩序」の重要性で一致しました。また、岸田総理が5月のG7広島サミットにモディ首相を招待し、その場で出席の意向が示されていて、総理は成果を強調しました。
岸田総理は、地元シンクタンクが主催する講演会でもインド太平洋地域へのODA=政府開発援助の拡充を発表する見通しで、途上国の理解・協力を少しでも得たい考えです。
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