4日、新たに50人の感染者が確認された中国・北京。地下鉄が封鎖されるなど厳しい措置がとられていますが、現地にいるJNNの記者も隔離の対象となっています。
記者
「こちら、北京で一番のビジネス街なんですが、ほとんど人影がなく閑散としてますね」
4日、新たに50人の新型コロナの感染者が確認された中国・北京。多くの日系企業が進出する朝陽区では、5連休明けの5日から原則、在宅勤務が求められ、オフィスビルが立ち並ぶ地区ではほとんど人通りがありません。市内の50以上の地下鉄の駅が封鎖されているほか、バスの路線も一部運行が停止となっています。
レストラン店員
「今日は宅配だけやっています」
レストランにも影響が。連休に引き続き、店内での飲食が禁止されているほか、在宅勤務で自炊する人が増え、宅配の注文も減っていると言います。
宅配業者
「注文する人が少ない。みんな在宅勤務で家で自炊しているから」
日本人が住むマンションの封鎖も相次ぎ、JNNの記者も隔離2日目を迎えました。
記者
「隔離2日目になりました。現在こちらで健康証明アプリというものがあるのですが、家で隔離しなければならないという表示になっています」
北京の学校もオンラインでの授業がスタートしましたが、幼稚園は閉園したままです。
記者
「ずっとテレビを見ています。こちら(向かい側)のマンションは、先週からずっと閉鎖されたままです」
中国政府によりますと、5連休に国内旅行をした人の数は去年と比べて3割以上減り、収入は4割以上減ったといいます。「ゼロコロナ堅持」を掲げる習近平指導部ですが、厳しいコロナ対策による経済活動への影響は避けられそうにありません。

ロシアがウクライナ各地をミサイル13発とドローン810機で攻撃、キーウにある政府庁舎が初の被害