シリコンバレーバンクなどが経営破綻したことで世界中で株安になっていますが、比較的安全な資産とされる金の先物価格が最高値を更新しました。

大阪市場で取引されている金の先物価格は、取引の中心となる「24年2月もの」が一時、1グラムあたり8185円をつけ、最高値を更新しました。

「金」は「比較的安全な資産」とされていて、ロシアのウクライナ侵攻で値上がりが始まった去年4月に初めて8000円を上回る最高値をつけていました。

市場関係者は、「シリコンバレーバンクなどの破綻が相次いで金融システムへの不安の高まっていて、安全資産とされる金に買いが集まっている」としています。