松野官房長官はスタートアップ企業への融資で知られるアメリカのシリコンバレーバンクが経営破綻したことを受け、「日本の金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は高くない」との見解を示しました。

松野官房長官
「現時点で今回の破綻が日本の金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は高くないと考えています」

先週10日、ベンチャー企業への融資が特色のシリコンバレーバンクが経営破綻したとアメリカ当局が発表しました。

AP通信などによりますと、リーマンショックが起きた2008年以来、アメリカ国内の銀行で最大、史上2番目の規模の経営破綻とのことです。

日本への影響について、松野官房長官は「日本の金融機関については、総じて充実した流動性と資本基盤を維持している」と強調したうえで、「現時点で金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は高くない」との見解を示しました。