中国では、きょうから建国記念日の国慶節に伴う大型連休がスタートしました。延べ21億人以上が移動する見込みですが、その過ごし方には変化が出てきているといいます。現地から中継です。
私は今、北京で最も大きい公園に来ています。どれくらい大きいかといいますと、山手線の内側半分くらい、東京ドームおよそ640個がすっぽりと入るような大きさなんです。
公園にはキャンプ場がありまして、家族連れや若者など大勢の人たちがテントやタープを張って過ごしています。みなさん、うたた寝したり、湖を眺めたりして、のんびり過ごしています。
いま、中国では、かつての「爆買い旅行」に象徴されるような連休の過ごし方とは、異なるものが求められています。キーワードは「コストパフォーマンス」と「ストレスフリー」です。
きょうから始まった「国慶節」に伴う大型連休。期間中に移動する人は、延べ21億3000万人にのぼる見通しです。
今年は9月末の「中秋節」に伴う連休と繋げて最大13日間の休みをとる人も多く、海外や遠方の観光地に行く人が去年よりも増える見込みです。
中国・西安市に帰省
「帰省したら両親と旅行に行こうと思っています。のんびりと静かに過ごしたいです。家族との時間もあまり多くないので」
一方、中国では景気の減速が続いていることや、過度な競争社会の重圧から若者を中心に「コストパフォーマンス」や「ストレスフリー」を重視する考えが広まっています。
こうした中、人気を集めているのがアウトドアです。北京市内のキャンプ場では、若者や家族連れが都会の喧騒から離れて、思い思いの時間を過ごしていました。
キャンプに訪れた人
「とてもリラックスできます。普段は仕事をしているし、平日はかなり忙しいので、週末はキャンプに行くようにしています」
「キャンプは比較的コストが低く、手軽だと思います」
日本企業も中国のアウトドア市場に注目しています。アウトドア・スポーツウェアメーカー「ゴールドウイン」は先週、中国で17店舗目となる新店を北京市内にオープンさせました。
ゴールドウイン中国 齊藤武 社長
「アウトドアの本当の遊び場としてのフィールドが、まだまだ未開拓だと思っているので、(市場は)まだ広がると思います」
こちらのキャンプ場では、中国各地のグルメを味わえるような出店もあります。あちらはドリアンチーズパン、こちらは大連の料理のようです。
私の手元にあるのは「焼冷麺」と呼ばれる中国・東北地方発祥の料理です。温かいのか冷たいのか、よくわからないネーミングですが、食べてみたいと思います。
すごくモチモチしていて、甘辛い味でおいしいです。こちらは日本円でひとつ350円ほどです。
リーズナブルに過ごして、リラックスする。中国の景気が低迷する中、アウトドア市場は盛り上がりを見せています。
パキスタンがアフガン領内を空爆 タリバン“子ども含む民間人9人死亡”非難 両国間の衝突激化