財務省が29日に実施した40年利付国債入札は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が3.1倍と過去12カ月平均(2.67倍)を上回り、2020年7月以来の高水準となった。利回りの高さから需要が集まり、順調に消化された。市場参加者の間から「強い結果だった」との声が出ている。

最高落札利回りは4.125%、市場予想は4.14%だった。

SMBC日興証券のSMBC日興証券の奥村任チーフ金利ストラテジストは、入札は強い結果だったと語る。「発行額が3000億円と少なく消化しやすかった上、このところ海外勢が利上げ加速を見込んで中期債売りと超長期債買いを続けてきたので、超長期債を売っていた向きの買い戻しも入ったようだ」と言う。

40年債入札は原油高によるインフレや各国財政を巡る懸念を背景に、世界的な債券売りが続く中で行われた。28日の米国債市場では金利上昇が止まらず、30年債利回りは04年以来の高水準を付ける場面があった。

城内実経済財政担当相は25日の記者会見で、「金融をどんどん緩和して、財政も機動的に取り組んでいくというアベノミクス的な意味でのリフレーション政策、そういう局面は終わっている」と述べた。

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