(ブルームバーグ):トランプ米大統領は25日、ワシントンで行った中国の習近平国家主席との首脳会談は成功だったとの認識を示し、両首脳が11月に再び会うと明らかにした。
「11月に中国で再び会談し、その後12月にはフロリダ州マイアミで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議でも会う。多くの成果を上げており、今後も多くを成し遂げるだろう」とSNSへの投稿で述べた。
今回の首脳会談では、政策面での具体的な成果は乏しかったようだ。これに先立ち、グリア米通商代表部(USTR)代表は、非センシティブ品目に関する貿易について、中国と合意した内容を28日にも発表する予定だと述べた。
貿易摩擦のさらなる緩和が発表されれば、世界1、2位の経済大国である米中の関係が安定軌道にあることを示す材料となる。中国は11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を主催する予定で、米国は翌12月にG20首脳会議を開く。
グリア氏は「現在、米中貿易は管理された状態にある」とCNBCで発言。「進展はあった。中国側とここ数週間交渉してきた成果について、28日にはさらに多くの詳細を公表する見通しだ」と話した。
合意の枠組みには、新設された貿易委員会が監督する取引が含まれる見通し。グリア氏によると、米国から中国への農産物や医療機器の輸出、中国から米国への消費財輸出などが対象となる可能性がある。
ベッセント財務長官は今回の首脳会談に先立ち、中国との関税休戦の2カ月延長を発表しており、これに続く措置となる。ただ、延長期間は一部の予想よりも短かった。
5月に行われた前回の首脳会談以降、約300億ドル(約4兆7100億円)規模の米中それぞれの輸出品を対象とする関税引き下げ発表への期待が高まっていた。
トランプ氏と習氏の首脳会談は、華やかな演出や儀礼的な行事が目立つ内容となった。貿易に加え、AIや台湾といった主要問題を巡り、大きな進展が出るとはもともと見込まれていなかった。
これまで当局者が示してきた300億ドルという規模は、米中貿易全体のごく一部にすぎない。米政府統計によると、昨年の米中間の財・サービス貿易は約5000億ドルに上った。
両首脳は、それぞれの夫人とともにホワイトハウスでお茶会に参加した後、国立公文書館に短時間立ち寄った。同館には米国憲法や独立宣言など、米国史上極めて重要な文書が所蔵されている。
習氏はこれに先立ち、年内にさらに2回、トランプ氏と会談する機会を楽しみにしていると述べていた。

原題:Trump Says He’ll Meet Xi Twice More This Year as Summit Wraps(抜粋)
--取材協力:Skylar Woodhouse、Ryan Chua.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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