ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、エネルギー価格の高騰やAI投資に伴う需要を踏まえると、インフレ抑制に向けてなお多くの取り組みが必要だとの認識を示した。

ウィリアムズ氏は24日、ロンドンでのイベントで、米経済について「大きなショックにもかかわらず目覚ましい底堅さ」を示しており、労働市場も「堅調」だと述べた。一方、今も続く米国とイランの戦争や「AIによるかなり強い需要」に伴うインフレリスクが残っていると指摘した。

ウィリアムズ氏は「それがわれわれの仕事だ。まだやるべきことは多い」と述べ、「インフレ率は5年間にわたり目標を上回っている」と語った。

米国の8月のインフレ率は3.4%と目標を上回る水準にとどまり、食品とエネルギーを除くコアインフレ率は前月比の伸びが予想以上に加速した。

ウィリアムズ氏は、AIがけん引する飛躍的な生産性向上の可能性について楽観的な見方を示す一方、AI技術を少数の大企業が支配すれば、その恩恵が均等に行き渡らない可能性があると警戒感を示した。

「AI投資により、今後数年間で生産性の伸びが加速すると予想している」と同氏は述べ、生産性の伸びは金融危機前に見られた水準に達する可能性がある一方、現時点でAIが寄与する度合いは小さいとも付け加えた。

原題:Fed’s Williams Says More Work Needed to Bring Down US Inflation

(抜粋)

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