(ブルームバーグ):米AI開発企業アンソロピックは、新規株式公開(IPO)を目指す中で事業拡大を加速させており、年末までに約5ギガワットのコンピューティング能力を確保する計画だと投資家に伝えた。ニューヨーク・タイムズ紙が事情に詳しい関係者の話として報じた。
同紙によると、来年末までにその能力をさらに約2倍に増やす見通しだ。昨年時点で確保していたコンピューティング能力は約1.5ギガワットだったという。計画通りなら、そこから大幅に増えることになる。
アンソロピックの担当者は、ブルームバーグのコメント要請にすぐには応じなかった。
人気のAIチャットボット「Claude」を手がけるアンソロピックは、データセンター向けに大量の電力を調達する企業の1社だ。同社はここ数カ月、クラウド事業者と複数の契約を結んでおり、英フルイドスタックと500億ドルの契約を締結。ウェストバージニア州で英AIクラウド企業エヌスケールが開発する施設からコンピューティング能力を利用するため450億ドルを投じる契約も結んだ。
アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は最近、AIの進化が制御能力を上回る速さで進んでいるとの業界の警告を認識した上で、同社の最先端モデルの開発ペースを調整する用意があると述べた。最大のライバルであるOpenAIは、安全性を巡る懸念への対応を進める中、新規株式公開(IPO)の年内実施を見送るとしている。
原題:Anthropic Plans to Have 5GW Worth of Compute by Year End: NYT(抜粋)
--取材協力:Mark Bergen.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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