(ブルームバーグ):サウジアラムコは、東西横断の石油パイプラインが攻撃を受けたことから、顧客の欧州石油精製会社少なくとも2社に対し、来月は原油を割り当てないと通知した。決定について説明を受けた関係者が明らかにした。
欧州の顧客は通常、長期契約に基づいてサウジ産原油を受け取り、毎月安定した供給を確保している。関係者によると、来月はこの供給が行われないことになる。この決定は欧州の全ての買い手が対象となるという。
サウジアラムコは、コメントの要請に今のところ応じていない。
サウジアラビアの石油パイプラインは先週、ドローン攻撃を受けて稼働停止に追い込まれた。事情に詳しい関係者が17日に明らかにしたところによると、同パイプラインは数日以内に一部で稼働を再開し、6週間以内に全面復旧する予定だ。
欧州の石油精製企業は通常、紅海とパイプラインで結ばれているエジプトの地中海沿岸の港、シディケリールでサウジ産原油を引き取っている。
パイプラインの停止を受け、アラムコの一部顧客は代替原油の確保を急いだ。ポーランドのオルレンは代替供給を確保するため、11日以降、10件超の入札を行った。
国際エネルギー機関(IEA)のリポートによると、経済協力開発機構(OECD)に加盟する欧州諸国は6月、サウジアラビアから日量57万7000バレルの原油を輸入した。
原題:Saudis Tell European Refiners They’ll Get No Crude Next Month(抜粋)
--取材協力:Anthony Di Paola.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.