日本銀行が利上げを決定したことを受け、午後の日本株市場では銀行株が下げ幅をやや広げている。利上げ観測の高まりで事前に織り込みが進んでいたため、利益確定売りが出た。

三菱UFJフィナンシャル・グループ株は一時前日比1.8%安、三井住友フィナンシャルグループ株は同2.5%安、みずほフィナンシャルグループ株は同2.4%安など。東証株価指数(TOPIX)の銀行業指数は同2.1%安。

三菱UFJ信託銀行の押久保直也チーフ・マーケット・エコノミストは、日銀の利上げ局面が続く中、「銀行株には中長期的に依然として上昇余地があるが、決定に先立ってポジションを積み上げていた投資家は利益確定売りを行う」と指摘した。

日銀は政策金利を31年ぶりの高水準となる1.25%に引き上げると発表した。発表後、債券相場は先物が上げを縮めている。長短金利差が縮小すると、金利差(利ざや)で稼ぐ銀行ビジネスにマイナスになるとの懸念もある。

--取材協力:アリス・フレンチ.

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