ベッセント米財務長官は、米既発債の買い戻し拡大プログラムを先月発表したことについて、債券市場の「熱」を冷ますことが狙いだったと説明した。

ベッセント氏はワシントンで8日に開催されたブライトバート・ニュースのイベントに出席。質問に答える形で、「物事を均衡に向けて押し戻そうとすることが、私の仕事だ」と述べた。「均衡価格を私が変えられるとは考えていない。しかし、何事も常に均衡しているわけではない」と述べた。

米財務省は同プログラムを発表して以降初となる長期債買い戻しを、9日に実施する。米30年債利回りは8月に一時、2007年以来の高水準に達した。

ベッセント氏は「熱が高まっていくような状況があった」と説明。ヘッジファンド幹部としての自身の経歴に触れ、「金融市場に身を置いてきた経験から言えば、投機をしているときは物事を加速させたいと思うものだ」と語った。

また、ここ数週間の米国債相場の下落は、米政府の借り入れ規模に対する懸念が原因との見方を否定した。仮にそうであれば、米国債はドイツ国債をアンダーパフォームしているだろうが、実際はそうなっていないと指摘。

「誰もが米国の信用を懸念しているなら、米国債を売ってドイツ国債を買うだろう。実際には逆だ」とし、「米国債のパフォーマンスが最も良い」と述べた。

ベッセント氏はまた、米財務省の取り組みは量的緩和(QE)の一環だとする一部の批判に反論。「私はQEをしているのではない」とし、自身の取り組みについては米連邦準備制度理事会(FRB)がかつて実施した「オペレーション・ツイスト」の一種だと述べた。

原題:Bessent Says Buyback Move Aimed at Quelling Market ‘Fever’ (1)(抜粋)

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