中国のスタートアップ、ムーンショットAI(月之暗面)は、早ければ年内にも香港で新規株式公開(IPO)し、最大50億ドル(約7800億円)の調達を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者によると、北京を拠点とするムーンショットは、香港でのIPO手続きを支援する中国国際金融(CICC)、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックスに加え、バンク・オブ・アメリカ(BofA)を取引全体のコーディネーターに起用した。同社はIPOを非公開で申請したという。

IPOでの調達額は、30億-50億ドルを目指す見通しだ。ムーンショットは検討を続けており、規模や時期などの詳細は変わる可能性がある。

ムーンショット、BofA、ドイツ銀行、ゴールドマンの担当者はコメントを控えた。CICCからコメント要請への回答はなかった。

ムーンショットは、清華大学の楊植麟元教授が創業した。アリババ・グループ、テンセント・ホールディングス(騰訊)、5Yキャピタルなどが出資している。ムーンショットは7月、オープンソースAIモデル「Kimi K3」を発表し、世界的に注目を集めた。このモデルは一部の指標で、OpenAIやアンソロピックなどの最先端モデルにほぼ匹敵する性能を見せた。

ブルームバーグ・ニュースは3月、ムーンショットが香港でのIPOの可能性について協議していると報じた。同社は最近の資金調達ラウンドで、企業価値を350億ドルと評価され、35億ドルを確保した。現在は、資金調達前の企業価値を500億ドルとする新たな調達ラウンドに向け、投資家に接触している。

原題:Moonshot Is Said to Seek Up to $5 Billion in HK IPO This Year(抜粋)

--取材協力:Zheping Huang.

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