米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業総合景況指数は前月比で上昇し、6カ月ぶりの高水準となった。堅調な需要と事業活動の活発化が押し上げ要因となった。

新規受注の伸びは加速し、2023年2月以来の高水準となったほか、事業活動を示す指数は2022年以来の高い水準となった。受注残は7カ月連続で拡大した。

8月は鉱業、不動産、宿泊・飲食サービスなど12業種が活動拡大を報告した。一方、5業種は縮小した。

米国のサービス業は、底堅い個人消費や安定した雇用市場、健全な企業投資に支えられてきた。ただし、サプライチェーンの混乱や関税、経済全体に広がるコスト上昇への対応も迫られている。

ISMが算出する同業界の資材・サービスの仕入れ価格指数は8月に72.6へ上昇し、2022年半ば以来の高水準となった。

インフレ率は2022年の水準を大きく下回っているものの、消費者物価と生産者物価を示す指標は2月のイラン戦争開始以降上昇し、高止まりしており、多くの企業に圧力をかけている。

ISM非製造業景況調査委員会のスティーブ・ミラー委員長は「8月も石油関連製品やディーゼル油、ガソリンの価格上昇が報告された」と発表文で指摘。「画像処理半導体(GPU)と鉄鋼が、供給不足のコモディティーとして新たに加わった」と述べた。

コスト高は、企業が人員を削減している一因となっている可能性がある。ISMの雇用指数は過去6カ月で5カ月目の縮小圏となった。

入荷遅延の指数は拡大圏を維持したものの、約1年ぶりの水準に低下した。サプライチェーンの目詰まりが徐々に緩和している可能性が示唆された。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Services Pick Up, Price Gauge Jumps to Four-Year High (2)(抜粋)

(チャートと第7段落以降を追加し、更新します)

--取材協力:Dominic Carey.

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