米ボストン連銀のコリンズ総裁は、現在の金融政策スタンスが米経済を抑制し、インフレ鈍化に寄与していることを示す兆候が依然としてあるとの見方を示した。

コリンズ総裁は27日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー連銀主催の年次経済シンポジウムに合わせ、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューに応じ、「金利は引き続き緩やかな引き締め水準にあるとみている」と述べた。

ボストン連銀コリンズ総裁

最新のインフレ指標については、強弱入り交じる内容だとした一方、金利が中小企業や住宅市場を抑制しているとの見方を示した。

コリンズ総裁は「総合指数は予想よりやや高かったかもしれない。一方で、内訳を見ると、おおむね予想していた内容と一致していたようだ」と語った。

米経済分析局(BEA)が26日に発表した個人消費支出(PCE)統計によると、FRBが重視するインフレ指標であるPCE価格指数は7月に前年同月比3.7%上昇した。食品とエネルギーを除くコアは3.3%上昇した。

BEAは来月から一部項目の価格算出方法を変更する。コリンズ総裁はこうした改定について「有益な変更だ」と述べ、「こうした変更の一部を行う時期としては、特に異例ではないと思う」と語った。

連邦公開市場委員会(FOMC)は7月の会合で政策金利を据え置いたが、3人が0.25ポイントの利上げを支持して反対票を投じた。9月15-16日の次回会合までには、8月の雇用・インフレ統計が発表される。

コリンズ総裁は今年のFOMC会合で議決権を持たないが、7月の金利据え置き決定を支持したと明らかにしている。今後も据え置きを支持するかどうかは、インフレ鈍化を示すさらなる証拠が得られるかに左右されると述べた。

さらに「追加の供給ショックが生じるのか、影響が長引くことを示す証拠がさらに出てくるのか。そうした点を注意深く見極めたい」と述べた。

追加関税が課されたり、中東情勢が悪化したりすれば、インフレ見通しの再評価を迫られる可能性がある。

FRBの信認

今週のジャクソンホール会合では、連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長による28日の基調講演に注目が集まっている。ウォーシュ議長が米経済について詳細な見解を明らかにしていないことに、投資家やエコノミストは不満を募らせており、一部の論者からはFRBの信認が損なわれたとの声も出ている。

コリンズ総裁は、中央銀行の信認を測る重要な指標であるインフレ期待について、FRBの2%目標と整合的な水準を維持していると述べた。「FRBの信認は引き続き強固だとみている」と語った。

原題:Fed’s Collins Says Interest Rates Are Still Mildly Restrictive(抜粋)

--取材協力:Enda Curran.

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