千葉豪雨からきょうで2週間。生活の「足」である数千台の車が水没しましたが、少しでも早く保険金を支払うためリモートで査定を行うなど復旧に向けた動きも出てきています。

2週間経ったきょうも、持ち主を待つ被災した車が数多く残されていました。

記者
「千葉市役所の駐車場です。ここには未だ100台以上の水没した車が止められています」

「浮いてる、車が浮いてる」

あの日、エンジンに水が入るなどして道路上で動けなくなった車。その数は一時、2700台にものぼりました。

こちらの男性も「愛車」を失いました。

水没した車の所有者
「信号で止まったら水没。すぐそばに交番があったんですよ。交番のおまわりさんと一緒に後ろを押して」

結局、廃車になるといいます。

水没した車の所有者
「がっかりですよ。これに乗りたくて買った車だから。結構思い入れがあった」

こちらの男性は…

水没した車の所有者
「一応車両保険に入っていたので、修理代と車両保険が同じくらいの金額になるので、水没となると廃車にして車両保険で新しい車の方がいいのかなと思って」

今月24日までに損害保険大手の4社が自動車保険の請求を受け付けた件数は、あわせて1万3887件にのぼっています。

損保大手の東京海上日動が確保したこちらのヤードでは多くの水没車の対応に追われていました。車を査定しようとドアを開けると、中から水が…。エンジンなどを確認したあと、車の外側にぐるりとテープを巻き、内側にもテープを貼って写真を撮っていきます。

ABT 営業課 係長 山口寛一さん
「保険会社の方がどの辺まで水が浸かったか分かりやすくするために、今テープを貼っている」

車がどこまで水につかったのか分かりやすくした上で、離れた事務所で査定します。

一般的に、査定の際には担当者が立ち会いますが、「全損」の可能性がある車をリモートでまとめて査定することで支払いまでの期間を短くできるといいます。

東京海上日動火災保険 東関東損害サービス部 大関夏帆さん
「本来3週間ほどお時間をいただくケースもあるが、今回の災害については既に1週間で保険金をお届けできるケースもある」

被災地の「日常」はいつ取り戻されるのか。通勤や通学で使われる「日常の足」、車の復旧はその一歩となります。