安全保障環境が緊迫する中、日本の過去の戦争への向き合い方にも変化が見られます。終戦から81年。8月15日に行われた戦没者追悼式の式辞で、高市総理は、去年語られた「反省」という言葉を使いませんでした。

「終戦の日」高市総理の式辞 消えた「反省」

「終戦の日」の15日、「全国戦没者追悼式」で式辞を述べた高市総理。

高市総理(15日)
「今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い命と苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは決して忘れません」

約3分間の式辞で語られなかった「言葉」がありました。

村山富市総理(当時:1994年)
「アジアをはじめとする世界の多くの人々に、筆舌に尽くしがたい悲惨な犠牲をもたらした」
「深い反省と共に、謹んで哀悼の意を表したいと思います」

1994年に、当時の村山総理が口にした、先の大戦に対する「反省」という言葉です。
以降、歴代総理大臣も…

小泉純一郎総理(当時:2005年)
「過去の戦争への反省を示すとともに」

麻生太郎総理(当時:2009年)
「国民を代表して深い反省とともに」

毎年、この言葉を用いてきました。しかし、第2次安倍政権の2013年以降、「反省」という言葉が消えます。

安倍晋三総理(当時:2013年)
「私たちは歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた国の未来を切り開いてまいります」

菅義偉元総理(2021年)や岸田文雄元総理(2022~2024年)も、これを踏襲しましたが…

石破茂総理(当時:2025年)
「あの戦争の反省と教訓を、いま改めて深く胸に刻まなければなりません」

2025年、石破前総理が復活させたばかりでした。