ハイテク株の急反発を受け、ナスダック100指数の時価総額はわずか4営業日で3兆5000億ドル(約552兆円)膨らんだ。AIの見通しに対する投資家の楽観を強めた好決算が相場を押し上げた。

ハイテク株の指標である同指数は、この間に9.3%上昇し、2025年4月以来の大幅高となった。一時は1カ月で11%下落し、テクニカル調整局面に入っていたが、急速に持ち直した。

買いは、半導体やソフトウエア株に加え、巨額の設備投資を続けるハイパースケーラーにも広がった。好調な第2四半期決算を受け、AI向けの巨額投資は今後も継続するだけでなく、一部の主要企業ではすでに成果を上げ始めているとの見方が投資家の間で広がった。

上昇が目立った銘柄では、サンディスクが過去4営業日で41%急騰したほか、パランティア・テクノロジーズが32%、マイクロソフトが26%上昇した。アルファベットとエヌビディアもそれぞれ11%上昇した。

シコモア・サステナブル・テック・ファンドのリードマネジャー、デービッド・レインビル氏は「積極的に設備投資を行う企業、つまりハイパースケーラーをショートにして、設備投資の恩恵を受ける企業を買うという時代は終わった」と述べ、「もはや二者択一のトレードではない」とも語った。

先月の大規模なレバレッジ解消でハイテク株は調整局面入りしたが、その過程でヘッジファンドなど短期資金を運用する投資家はショートポジションの多くを買い戻した。現在は同セクターへの買いに戻っている。

ゴールドマン・サックス・グループ・プライム・ブローカレッジのデータによると、ヘッジファンドは先週、2022年12月以来の速いペースでIT関連銘柄を買い増した。同部門によると、「マグニフィセント・セブン」銘柄は総じて買われたものの、全体のエクスポージャーはなお低水準にあり、ポジションをさらに積み増す余地があるという。

ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによると、今期の決算発表シーズンでは、ハイテク銘柄企業の9割が市場予想を上回る決算を発表している。ハードルが高い中でも、アナリストは業績予想の上方修正を続けている。

もっとも、今回の決算発表ではテクノロジー大手の間で明暗が分かれた。投資家はAI関連収益が目に見える形で表れている企業を評価する一方、成果が見えにくい企業には厳しい評価を下している。

その差は顕著だ。7月29日終値から8月4日終値までの間に、ネビウス・グループは52%急騰した一方、アップルは8.5%下落した。広範なAI関連テクノロジー銘柄の中で、騰落率首位と最下位の差は61ポイントに達した。

原題:Tech Melt-Up Drives $3.5 Trillion Nasdaq 100 Gain in Four Days

(抜粋)

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