(ブルームバーグ):日本郵船は5日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃リスクがあることから、今期(2027年3月期)中は紅海南側の入り口に当たるバベルマンデブ海峡は通れない想定をしていると明らかにした。
日本郵船の伴野拓司最高財務責任者(CFO)は決算会見で、攻撃は行わないというフーシ派の口約束があったとしても、同海峡への配船は難しいとの考えを示した。
実際にフーシ派による攻撃が数カ月間行われていないといった実績が積み上がり、海軍による護衛がなくても安全な通行が可能との確認が取れるまでは、「日本の船会社としてはコンサバ(保守的)に動かざるを得ない」と話した。
また、バベルマンデブ海峡を迂回し、サウジアラビアの紅海沿岸ヤンブー港からスエズ運河経由で原油を輸送することについても、対応するかどうかについて「社内で議論はできていない」と明かした。その理由として、運河通行に適したスエズマックス級のタンカーを扱っていないことを挙げた。
その上で、顧客はそういったルートを利用する際、普段からスエズマックスを取り扱っている船会社を選択するのではないかとの見方を示した。
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