熊本地震から1週間が経ち、大手企業の工場では半導体メーカーで操業再開の動きが出る一方、停止が続く企業もあります。

【自動車】
熊本県を含む九州地方には、大手自動車メーカーの工場が多く立地しています。

▼トヨタ自動車は、福岡県にある3つの工場について、5日まで生産を停止し、愛知の工場は3日から7日まで停止すると発表しています。

▼ホンダは、大津町にあるバイク工場を7日まで休止するほか、地震により部品の供給に影響が出ているため、自動車製造の主要拠点である埼玉県の工場を5日から7日、三重県の工場を6日から7日にかけて休止するとしています。

▼日産自動車は、福岡県にある2つの工場で、5日まで一部の生産を停止します。地震の影響で部品の供給が遅れているということです。

【半導体関連】
熊本県には、豊富な地下水などを背景に半導体関連の企業が集まっています。

▼受託生産で世界最大手の台湾のTSMCは、菊陽町の工場について、3日、生産が地震前の水準に戻ったと発表しました。

▼ソニーは、菊陽町にある半導体工場の稼働を4日から段階的に再開しました。元の生産水準に戻るのは8月中旬の見通しだとしています。

▼三菱電機は、合志市と菊池市にあるパワー半導体の工場の稼働を段階的に再開しました。

▼ルネサスエレクトロニクスは自動車向けの半導体を製造していますが、5日から順次再開し、3週間程度で地震前の状態に戻したいとしています。

▼半導体製造装置大手の東京エレクトロンは、合志事業所と大津事業所の稼働を3日から再開しました。

【食品】
▼サントリーは、嘉島町にあるビールなどを製造する工場で被害状況を確認するため稼働停止が続いていて、現時点で再開の見通しは立っていないということです。

▼湖池屋は、益城町の工場の一部の設備で不具合が見つかり、操業停止が続いているほか、▼キリンの子会社・メルシャンの八代市の工場も稼働を停止しています。

一方、操業を再開する動きも出ていて、▼山崎製パンの宇城市にある工場の一部の生産ラインや、▼森永乳業の熊本市の工場では操業を再開しています。