(ブルームバーグ):キオクシアホールディングス株が一時12%高と3営業日続伸した。7月31日に発表した決算は市場予想を下回ったものの、自社株買いの発表が株価を後押ししている。
- 同社株は一時4.6%下げた後、上昇に転じた
- 第1四半期の営業利益は1兆2700億円、市場予想の1兆3700億円を下回る
- 第2四半期計画は1兆8900億円、市場予想の1兆9500億円を下振れ
- 上限3000万株、8000億円の自己株式を取得へ
SMBC日興証券(花屋武氏)
- 高い期待からはややビハインドか、一部の強い期待値からは下振れたと推察
- 想定外の自社株買いはややポジティブな印象
- 急速な株価の調整、資本効率化、1株当たり純利益(EPS)改善の絶好の機会との考えで公表
シティグループ証券(藤原毅郎氏)
- 1Qの実績が若干下振れたことや、2Q見通しにサプライズがなかったことで、「ややネガティブ」な印象
- 1Qの出荷量は前四半期比で1桁前半の増加、販売単価は同70%程度の上昇で、若干数量が弱かった
- 会社は一部案件で2Qに期ずれしたと説明
- ただ、業績予想のコンセンサスには大きな変化がないとみられ、当面は自社株買いによる下支えも期待できる
- 2027年の需給はタイトな状況が続くと示した点は安心材料
- 28年3月期予想株価収益率(PER)が3-4倍と割安感があり、需給逼迫(ひっぱく)や長期契約(LTA)を背景とした業績の高位安定から株価は再評価されるだろう
ブルームバーグ・インテリジェンス(若杉政寛氏)
- 第2四半期は第1四半期の勢いを受けて大幅な増収が見込まれる
- AIデータセンターや企業向けの旺盛な需要を背景に平均販売価格はさらに上昇し、営業利益を押し上げる見通し
- スマートフォンやパソコン向け需要は鈍化の可能性があるものの、AI需要を追い風に販売の好調は27年まで続くとみられる
ペラム・スミザーズ・アソシエイツ(ペラム・スミザーズ氏)
- 会社側の業績見通しは市場予想には届いていないものの、かなり強気
- 予想未達と業況悪化は別物
- NAND価格の上昇がすぐに打ち消される状況ではないことを示す兆候があり、キオクシアHDの低いバリュエーションを正当化するのは一段と難しくなっている
--取材協力:アリス・フレンチ.
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