国会はあす、事実上の会期末を迎えます。衆議院では3分の2を超える巨大与党を率いて政権運営を進めてきた高市総理。ただ、最終盤になっても3つの悩みの種があるようです。
きょうは総理官邸で公務をこなした高市総理が抱える悩みの種。1つ目は、事実上あす閉会する国会で最大の焦点となっているものです。
<悩みの種① 維新との約束>
それは維新との連立合意で掲げた「副首都構想」。与党が提出した法案では、災害時に首都機能を維持するためのバックアップとして「副首都」を整備し、“東京一極集中”の是正を目指すことを柱としています。
野党からは…
参政党 神谷宗幣 代表
「何回聞いても、今回の法案はしっくりこない」
きょうの委員会審議でも野党から異論が相次いだ副首都法案。与党はあす成立させることを目指していますが、そこには「参議院の壁」が立ちはだかります。
日本維新の会 吉村洋文 代表
「何とか参議院でも可決できるように努力していきたい」
副首都法案をめぐっては、既にチームみらいが賛同する方針を示しています。ただ、参議院で与党は120議席。チームみらいの2議席を足しても過半数には届きません。
与党は成立に向け、無所属議員の賛成を取り付けるべく働きかけを続けていますが…
政権幹部
「過半数ギリギリだ。届くだろうと思うが、何があるか分からない」
もう1つの悩みの種が…
<悩みの種② 内閣支持率の下落>
高市総理のX
「総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化」
この週末、久々に5時間の睡眠がとれたとSNSに投稿した高市総理。
高市総理(去年10月)
「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」
自身の言葉を体現するかのような働きぶりをアピールするものの、各報道機関の世論調査では内閣支持率が軒並み下落しています。その要因について政府・与党内からは…
自民党ベテラン議員
「一つは皇室典範の改正だろう。本音を言えば、今回は踏み込みすぎだ」
自民党閣僚経験者
「国会審議の進め方も含めて、違和感を持つ人が増えたのではないか」
さらに、こんな見方も出ています。
自民党 西村康稔 選対委員長
「今の物価高とか中東情勢のなかで、自分たちの生活もっと考えてくれよと」
“国民が実感出来る政策が進んでいるのか見えてこない”ということです。
そこで今後、決断を迫られるのが…
<悩みの種③ 食料品消費税の減税>
食料品の消費税減税をめぐっては超党派の国民会議で議論が続いています。
自民党や日本維新の会は来年4月から2年間、1%に引き下げる案を主張する一方、野党は恒久的な減税を求める声や給付で対応するべきと主張。意見集約は難航しています。
総理側近
「国民会議で結論は出さずに、両論併記にするのだろう。それを高市総理に報告し、総理のリーダーシップで判断することになる」
その判断で国民の理解を得ることが出来るのか。高市総理は難しい決断を迫られることになります。
高市総理 ソロモン諸島首相と会談 就任後まもない訪日を「伝統的パートナー重視の表れとして歓迎」