(ブルームバーグ):米ブラックロックは、米メタ・プラットフォームズのテキサス州エルパソにあるデータセンターキャンパスの建設資金を賄うため、120億ドル(約1兆9500億円)超の債券発行を計画している。事情に詳しい関係者が明らかにした。AIへの巨額投資を支える一連の資金調達案件の最新事例となる。
債券は、データセンター事業「プロジェクト・ソパイピーヤ・ホールディングス」のブラックロックの80%持ち分を保有する持ち株会社が発行する。同事業の残る20%はメタが保有している。関係者によると、発行体はJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーを起用し、22日に債券投資家向け説明会を開く予定。関係者は公に発言する権限がないとして匿名を条件に話した。
債券の条件決定は来週前半を予定している。事情に詳しい複数の関係者は5月、この案件の資金調達総額は約130億ドルとなる可能性があると話していた。
80%の持ち分は、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)とHPSインベストメント・パートナーズが運用するファンドが保有している。両社はいずれもブラックロック傘下。
ブラックロック、メタ、JPモルガン、モルガン・スタンレーの各社の担当者はいずれもコメントを控えた。
今回のデータセンター向け資金調達は、世界的なAI投資拡大に伴う今年の相次ぐ債券発行に加わるもので、テクノロジー業界の債券評価額への圧力が強まっている。JPモルガンのストラテジストは6月、ハイパースケーラーと呼ばれる大手テクノロジー企業が2030年までにAIに約5兆5000億ドルを投じ、その大部分は債券市場で調達されるとの見方を示した。
原題:BlackRock Eyes More Than $12 Billion Debt for Data Center (1)(抜粋)
--取材協力:Nabila Ahmed、Michelle Cheng、Kurt Wagner、Riley Griffin.
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