韓国の半導体メモリー大手SKハイニックスは米国預託証券(ADR)の公募で265億ドル(約4兆3000億円)を調達した。外国企業による米国での新規株式公開(IPO)として過去最大を記録した。

発表資料によると、SKハイニックスは1億7790万ADRを発行し、公募価格を1ADR当たり149ドルに設定した。ブルームバーグ・ニュースが先に報じた内容を裏付けた。1ADRはソウル市場に上場する普通株0.1株に相当する。

ブルームバーグの集計データによると、調達額265億ドルは、アリババグループの米国上場時を上回り、史上3番目の大型上場となる。

SKハイニックスの米国IPOは、高帯域幅メモリー(HBM)の供給で世界大手の同社に強力な資金調達手段をもたらし、活況を呈するAIインフラ関連銘柄への投資機会を求める投資家を取り込んだ。届け出によれば、ベイリー・ギフォード、コーチュー・マネジメント、シチュエーショナル・アウェアネス・パートナーズは今回の公募で最大70億ドル相当のADRを購入する意向を示した。

ブルームバーグの試算によると、SKハイニックスは韓国市場での9日の普通株終値に対し約3%のプレミアムで価格を設定した。ADRは普通株を米国の証券に転換することへの制約があるため、ソウル市場の普通株換算価格を上回って取引される見通しだ。

SKハイニックスのADR公募では、需要は募集の7倍超に達し、ブルームバーグ・ニュースが先に報じた内容を裏付けた。ADRの約半数は最も多く注文した上位10口座に配分され、需要総額は2000億ドル近くに達した。

今回の公募では、上位25口座がADR全体の約3分の2の配分を受けた。配分プロセスには経営陣が深く関与した。SKハイニックスの広報担当者からは、コメント要請に対し現時点で回答は得られていない。

SKハイニックスのADRはナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで、10日から「SKHYV」のティッカーシンボルで発行日前取引が始まる予定。13日に通常取引が始まる際には、ティッカーシンボルは「SKHY」に変更される。

今回の公募は、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースが主幹事を務め、このほか9社が引受団に参加した。

原題:SK Hynix Raises $26.5 Billion in Top US Debut by a Foreign Firm(抜粋)

(ADRの配分や上場予定などを追加して更新します)

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