ハイテク株の上昇が続くにつれ、このセクターに新たなボラティリティーの波が押し寄せるのではないかとの懸念も強まっている。

ナスダック100指数に連動するオプション価格を基に算出されるCboe・NDXボラティリティー指数は今年に入って着実に上昇を続けており、現在は27近辺で推移している。同様のオプション価格を用いてS&P500種株価指数の予想変動率を示すCboe・VIX指数と比べると、2002年以来の高水準となっている。

株式相場全体は表面上は比較的落ち着いているものの、最も好調なセクターでは値動きが大きくなっているとの懸念が強まっている。ナスダック100指数へのポジションが過度に積み上がり、3月下旬から約30%上昇した相場は行き過ぎとの見方も広がっている。

UBSグループの米国株デリバティブ調査責任者、マクスウェル・グリナコフ氏は、テクノロジー株の価格変動の拡大について、「これはかなり驚くべきことだ」と語った。

ナスダック100指数は6日に1.3%上昇し、上下いずれかに1%超動いた日が6営業日連続となった。これは2024年8月以来で最長となる。その結果、同指数の30日実現ボラティリティーは29.7まで上昇し、1年前にトランプ米大統領が関税措置を打ち出した直後以来の高水準となった。

今後も値動きが大きくなる可能性はある。イーロン・マスク氏率いるスペースXが7日にナスダック100指数に採用されることで、主力ハイテク株とS&P500種との値動きの乖離(かいり)が一段と広がるかもしれない。

また、もう一つの違いは相関性、つまり個別銘柄の値動きがどの程度連動しているかという点だ。ブルームバーグが集計したデータによると、この1カ月間はナスダック100指数構成銘柄の方が、S&P500種構成銘柄よりも値動きの連動性が高かった。

グリナコフ氏は、これは人気化しているAI関連銘柄への投資が市場全体以上に集中している兆候だとみる。

原題:Tech Volatility Hits Highest Since Dot-Com Bust Next to S&P 500

(抜粋)

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