トランプ米大統領は最新鋭ステルス戦闘機「F35」のトルコ売却を禁じた自身の措置を、近く覆す可能性を改めて強く示唆した。

トランプ氏は7日、アンカラで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、トルコのエルドアン大統領と会談した。会談を前に同氏と並んで記者団に対し、「われわれが決める問題だ」と述べ、「もちろん検討する」と続けた。

今年のNATO首脳会議は緊張をはらんだものとなっているが、両首脳の下で米・トルコ関係は改善しており、トランプ氏は今回の訪問について「エルドアン氏がいるから来た」と語った。両国が防衛やエネルギー、貿易、地域安全保障など幅広い分野で戦略的関係の強化を目指す中、トランプ氏は17年ぶりにアンカラを訪問した米大統領となった。

トルコへの戦闘機およびエンジンの売却は、両国間の懸案事項となっていた。トランプ氏はこれまでにも、F35戦闘機のトルコ売却に前向きな姿勢を示していた。2017年にロシア製S400防空システムを導入したトルコは、F35の取得を禁じられている。トランプ氏は6月、エルドアン氏を「非常に喜ばせる」ものを携えてトルコへ向かうと語っていた。

トランプ氏は7日、「あなたは偉大な指導者であり、世界中で尊敬されている」とエルドアン氏に述べた。「われわれは最初から相性が良く、非常に特別な関係を築いてきた」と語った。

トルコは「敵対国に対する制裁法(CAATSA)」に基づいて科された米制裁の解除を求めている。そのためには、トルコがS400の保有を断念するまで制裁解除を認めないと定めた国防権限法(NDAA)を改正する必要があり、トランプ政権は議会を説得しなくてはならない。

トランプ氏は米国がトルコに対するCAATSA制裁を解除すると述べ、「友人に制裁を科したくはない」と語った。

原題:Trump Says US Will Consider Selling Turkey F-35 Fighter Jets (2)(抜粋)

--取材協力:Courtney Subramanian、Hadriana Lowenkron、Isobel Finkel、Beril Akman.

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