チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が6日、91歳の誕生日を迎え、「130歳まで生きることを夢見ている」と述べるなど、健在ぶりをアピールしました。

ダライ・ラマ14世は6日、インド北部で開かれた式典でスピーチをおこない、自身の誕生日を祝ってくれる世界中の人々に感謝する、と述べたうえで「私は現在91歳だが、130歳まで生きることを夢見ている」と話しました。

また、「中国に仏教の教えが広く広がること、また、世界中の人々が幸せな人生を送ることができるよう祈っている」と述べました。

ダライ・ラマ14世は去年7月、自身の後継者について死後に生まれ変わりを探す「輪廻転生」制度を存続させる方針を表明しました。

これに対し、中国政府は「転生には中国政府の承認が必要」と反発しており、後継者をめぐる対立が深まっています。

ダライ・ラマ14世は、67年前の1959年、チベットに進駐してきた中国共産党に反発して起きた抵抗運動、「チベット動乱」を機にインドに亡命。インド北部のダラムサラにチベット亡命政府を打ち立て、今もダラムサラで暮らしています。

中国政府はダライ・ラマを「チベットの独立をたくらむ分離独立主義者」と批判しており、後継者問題についても「中国政府の認定が必要だ」と主張。中国政府が別の「ダライ・ラマ」を独自に擁立するなど後継者選びに介入することが懸念されています。