日本取引所グループが2日に発表した6月第4週(22-26日)の投資部門別売買状況によると、個人投資家は日本株現物を9504億円買い越した。2024年4月第3週(9086億円)を上回り、過去最高となった。

同週の東証株価指数(TOPIX)は週間で2%安、日経平均株価は2.7%安だった。AI相場の持続性に懐疑的な見方が広がり、AI・半導体関連株が売られた。

東海東京インテリジェンス・ラボの山藤将太エクイティマーケットアナリストは「個人の逆張り傾向をよく表しており、ハイテクを中心に調整した局面で押し目買いが入っている」と指摘。現物取引のうち信用買いもかなり大きく、短期目線の資金が多そうだとし、「持続的な日本株の上昇につながる動きとは言いづらく、今週の上値が重い展開につながっている」との見方を示した。

海外勢

海外投資家は現物株を2週間ぶりに売り越し、売越額は1兆2378億円と3月第4週以来の大きさだった。先物も4774億円売り越した。

山藤氏は、海外勢は「ハイテク株の買いがかなりたまっていて、ポジション調整の売りが出やすかった」と話す。その上で、海外投資家の買いが止まるだけでも日本株の上昇は一服し、「短期マネーは相場が上がらないと売りに回りやすくなるため、個人の信用買いも含めて需給的にはあまり良くないトレンドだ」と指摘した。

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