中国のアリババグループは、音楽生成AIモデルのベータ版を公開した。テキストプロンプト(指示)を一つ入力するだけで完成した楽曲を生成できるもので、同社は生成AIへの攻勢をさらに広げる。

17日の発表資料によると、AIモデル「HappyShrimp 1.0」は、感情やストーリー、音楽ジャンルを記述したプロンプトに基づき、メロディーや編曲、歌詞、ボーカルを生成できる。ユーザーは音楽制作の専門知識がなくても、ボーカル入りの完成曲やインストゥルメンタル曲を作成できるほか、自作の歌詞を入力してAIに楽曲を生成させることもできる。

アリババによると、HappyShrimpは中国の音楽プロダクション大手、太合音楽集団(Taihe Music Group)と組み、アーティストとの共同制作やコンテンツ開発で連携する。同モデルは中国風の音楽をはじめ、ポップ、ロック、エレクトロニック、ジャズなど幅広いジャンルに対応する。ユーザーは、楽器構成やボーカルスタイル、感情の展開を指定することもできる。

中国の杭州に本社を置くアリババは、呉泳銘最高経営責任者(CEO)の下で広範な企業再編を進めており、クラウドとAI事業の年間売上高を5年間で5倍の1000億ドル(約15兆9400億円)に引き上げることを目指している。今月には、同社として過去最大規模のAIモデルを公開した。世界をリードする米アンソロピックのモデルに匹敵する性能を持つとしており、米国勢を追う中国企業にとって新たな前進となった。

原題:Alibaba Launches AI Music Generation Model HappyShrimp in Beta(抜粋)

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