(ブルームバーグ):ユーロ圏のインフレ率が予想以上に低下した。中東で和平に向けた動きが進展し、エネルギー価格が世界的に下落していることが背景にある。
欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが1日発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.8%で、5月の3.2%から伸びが鈍化。ブルームバーグが調査したエコノミスト予想中央値の3.0%にも及ばなかった。
食品やエネルギーなど価格変動の大きい項目を除くコアインフレ率も予想以上に減速し、注目度の高いサービス価格の上昇率も3.2%へと大きく低下した。
欧州中央銀行(ECB)は米国とイランの戦争によって生じたインフレ圧力を抑え込む上で、2023年以来初となった6月の利上げだけで十分かどうかを検証している。
6月の統計では、ユーロ圏の主要3カ国すべてでインフレ率が市場予想を下回ったことがすでに明らかになっていた。とりわけフランスでは、インフレ率がECBの目標である2%まで急低下した。
原題:Euro-Zone Inflation Slows More Than Expected as Oil Retreats(抜粋)
--取材協力:市倉はるみ、Joel Rinneby.
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