国際通貨基金(IMF)は11日、欧州中央銀行(ECB)が同日に利上げを決定した後も、追加の引き締めが必要になるとの見方を示した。

ECBが利上げを決定してから数時間後に公表されたIMFスタッフによるリポートでは、「インフレへの影響を抑えるため、政策金利を引き上げる必要がある」と記された。

ユーロ圏の総合インフレ率およびコアインフレ率は2028年にかけて2%を上回って推移すると予想されており、IMFは今年中に政策金利が計50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられると想定している。

またリポートでは、2026年のインフレ率見通しを2.8%と、4月時点の2.4%から上方修正した。

IMFは、「今後入手するデータが基本シナリオと整合的な内容となった場合でも、中期的なインフレ期待をしっかりと安定させ、エネルギー価格ショックが幅広い物価上昇につながるのを防ぐとともに、インフレ率を目標水準へより速やかに回帰させるためには、基本シナリオで想定する以上のやや引き締め的な政策スタンスが必要となる可能性がある」と指摘した。

また、IMFは、エネルギー価格やインフレ期待が基本シナリオを上回った場合、「より速いペース、あるいはより大幅な金融引き締め」が必要になる可能性があると強調した。

原題:ECB Likely Needs to Keep Hiking After Thursday’s Move, IMF Says

(抜粋)

--取材協力:Jorgelina Do Rosario、Alice Gledhill.

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