中国との関係構築に取り組んできた河野洋平・元衆院議長が亡くなったことについて、中国外務省の報道官は「中国国民の古い友人だった」と哀悼の意を示しました。

中国外務省の林剣報道官は、11日の会見で「河野氏は中国国民の古い友人である」としたうえで、次のように評価しました。

中国外務省 林剣 報道官
「(河野氏は)これまでに数十回訪中し、両国関係の発展を推進し、両国の交流・協力を促進するために重要な貢献を果たした」

また、「河野氏は、過去の歴史は風化させるべきではないと表明していた」と述べ、「現在、これらの言葉はより一層、現実的な意義がある」と指摘しました。

河野氏は日中の経済協力を進める日本国際貿易促進協会の会長として、今月下旬に中国を訪問する予定でした。

日中関係が冷え込む中、河野氏の訪中が事態打開につながるのではとの期待があっただけに、関係者の間では訪中を目前にして亡くなったのは残念だという受け止めが広がっています。