(ブルームバーグ):香港のヘッジファンド運用担当者は税制改正の恩恵にあずかりそうだ。一部ファンドについて、成果連動型所得への課税が事実上廃止の方向となっている。
香港政府は立法会(議会)に法案を提出し、ファンドマネジャーが投資利益に応じて受け取るキャリードインタレスト(成功報酬)について、幅広いオルタナティブ資産運用会社を対象とする税制優遇措置を提案する計画だ。
KPMGのアジア地域における資産運用税務責任者ダレン・ボウダーン氏によれば、適格なキャリードインタレストに対する税制優遇は、ヘッジファンド従業員の成功報酬にも適用されるため、香港が人材を呼び込む後押しとなる可能性がある。
同氏は、この税制優遇によって香港を拠点とするポートフォリオマネジャーの報酬は増加するとの見方を示した。
この法案は、世界の企業や経営幹部を香港に呼び込む広範な取り組みの一環だ。香港はすでにファミリーオフィス向けの規制手続きを簡素化し、暗号資産(仮想通貨)を受け入れ、投資信託に対する規制緩和も提案しており、世界有数の金融ハブとしての地位維持を目指している。
アルバレス・アンド・マーサルのマネジングディレクター、アダム・ウィリアムズ氏は10日夜、「これらの変更は、主要な国際金融センターとしての香港の地位を一段と強化することになる」とSNSに投稿。キャリードインタレスト免税が初めて全ての主要な資産クラスに適用されることで、「香港で資産運用を行う上で強力な税制上のインセンティブ」が生まれると指摘した。
法案によると、この税制優遇は法人と個人の双方が対象で、2025年4月1日にさかのぼって適用される。
原題:Hong Kong Hedge Fund Managers Set for Pay Bump in Tax Plan (1)(抜粋)
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