イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースXの新規株式公開(IPO)は、大幅な応募超過となっている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

同社のIPOを主導する銀行団は、10日引け後に機関投資家からの注文受け付けを締め切る見通しだという。

銀行団はそうすることで、需要動向を見極めた上で公開価格についてスペースXに助言する時間を確保できる。スペースXは11日に公開価格を決定し、翌12日に取引を開始する予定だ。

同社は1株135ドルで5億5560万株を売却する計画で、約750億ドル(約12兆円)を調達し、企業価値は約1兆8000億ドルと評価される可能性がある。

個人投資家は10日の締め切り後も、一部のプラットフォームで注文を出すことが可能だ。ブルームバーグ・ニュースはこれまで、同社が売却する株式の最大30%を個人投資家向けに割り当てる予定と報じた。

スペースXの広報担当者は現時点でコメントの要請に応じていない。ゴールドマン・サックス・グループおよびモルガン・スタンレーの担当者はコメントを控えた。

スペースXのIPOは、2019年にサウジアラムコが実施した294億ドル規模を抜き、過去最大の上場となる見通しだ。

ここ数週間には、新たな収益源を相次いで開示し、人工知能(AI)分野での存在感を強調している。5日には、アルファベット傘下グーグルへの計算能力の提供で合意した。グーグルはその対価として今年10月から29年6月までスペースXに毎月9億2000万ドルを支払う。

スペースXはこれに先立ち、AIスタートアップのアンソロピックとも同様の契約を締結したことを明らかにしている。

原題:SpaceX IPO Is Said to Be Well Oversubscribed, Orders Close Wed.(抜粋)

(第7段落以降に詳細を追加して更新します)

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