米宇宙開発企業ブルーオリジンの主力ロケット「ニューグレン」が28日夜、フロリダ州の発射台で試験中に巨大な火の球となって爆発した。ジェフ・ベゾス氏率いる同社にとって、米スペースXに対抗する上で大きな痛手となる。

ブルーオリジンは4回目の打ち上げに向けて機体の準備を進めていた。この打ち上げでは、アマゾン・ドット・コムの「Leo(レオ)」向けの衛星群を投入する予定だった。レオはスペースXの「スターリンク」と競い合う衛星ネットワーク。アマゾンの広報担当者によると、爆発時に衛星はロケットに搭載されていなかった。

ブルーオリジンはX(旧ツイッター)への投稿で、試験中にロケットで「異常」が発生したと明らかにした。同社によると、全ての関係者の無事が確認された。

ニューグレンはブルーオリジンの宇宙探査計画の中核を担うロケットだが、開発が予定より数年遅れている上、飛行間隔も想定以上に長引いている。今回の爆発は、スペースXの「ファルコン9」に代わる信頼性の高い選択肢としての評価に新たな打撃を与えた。

このロケットは、人類を再び月に送り込むことを目指す米航空宇宙局(NASA)のアルテミス計画でも重要な役割を担う見通しだ。

NASAのアイザックマン長官は、関係各社と協力し、今回の事案について「徹底した調査」を支援すると表明。アルテミス計画や月探査計画への影響については、判明次第公表するとした。

原題:Blue Origin’s New Glenn Rocket Explodes on Florida Launchpad (4)(抜粋)

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