(ブルームバーグ):中国の習近平国家主席は25日、北京を訪れたパキスタンのシャリフ首相と会談し、米国とイランの協議仲介に取り組んだパキスタン側の対応に謝意を示した。中国にさまざまな影響を及ぼしている戦争の終結を重視する姿勢を鮮明にした形だ。
習氏は北京の人民大会堂での会談で、「パキスタンが果たした建設的な役割を評価している」と述べ、「シャリフ首相を通じて、パキスタン国民に心からのあいさつを送りたい」と語った。
また、和平協議で中心的な役割を担い、同じく北京入りしたパキスタン陸軍トップのムニール元帥について、「イランから戻ったばかりで、現在の和平に向け積極的な取り組みを行ってきたと承知している」と述べた。
習氏は先週、ロシアのプーチン大統領が北京を訪問した際にも戦闘終結を最優先課題の一つとして位置づけ、戦闘再開は「受け入れられない」と表明していた。
ここ数十年で最大のエネルギー危機をもたらしているこの戦争は、中国経済にも影響を与えている。輸送コストの上昇や海外需要の低迷を招き、一時は資金流出にもつながった。
パキスタンは、米国との実務的な関係や隣国イランとの歴史的な結びつきを背景に、両国の間で主要な仲介役となってきた。中国もこうした外交努力を後押ししており、王毅外相もこれまでパキスタンの役割を高く評価し、中国として後押しする姿勢を示している。
パキスタン外務省のアンドラビ報道官は22日、同国と中国がイラン戦争をめぐって緊密に連携していると説明し、和平プロセスはパキスタンにとって非常に重要だと述べた。
今回の訪中は、中国とパキスタンが鉄の友情とする関係の75周年に合わせたもの。パキスタンは、習氏が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の重要な参加国でもある。
原題:Xi Thanks Pakistan’s Sharif for Mediating in Iran Conflict (1)(抜粋)
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