(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)は、米人工知能(AI)新興企業アンソロピックの最新AIモデル「Mythos(ミュトス)」などで露呈したサイバーセキュリティーのリスクについて協議するため、金融機関と26日に会合を持つ。英紙フィナンシャル・タイムズ(オンライン版)(FT)が報じた。
同紙によれば、ECBは26日の会合で、ミュトスの検証などで明らかになった金融システムへの脅威の深刻さを強調し、ITシステムを保護する対応を加速させるよう各行に強く促す見通しだ。
FT紙によると、ECBはミュトスへのアクセス権を持つ米銀に対し、アクセス権のない欧州のライバルと情報を共有するよう求める方針。ECBはユーロ圏の約111の上位金融機関を監督下に置き、JPモルガン・チェースなど大手米銀傘下の欧州法人も含まれるという。
アンソロピックのミュトスは、基本ソフト(OS)やウェブブラウザーの脆弱(ぜいじゃく)性を特定する高度な性能を持ち、サイバー攻撃に悪用される危険が指摘されている。
ECB政策委員会のエルダーソン理事はFT紙に対し、「各行の評価に耳を傾け、経験共有の機会を設け、この問題の重要性を強調したいと考えている」と語った。
原題:ECB Convenes Banks to Fix Flaws Exposed by AI Models, FT Says(抜粋)
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