米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は24日、今後の原油価格下落によって米連邦準備制度が利下げする余地が生まれるとの自信を示した。

ハセット氏はFOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、イランとの合意が成立すればエネルギー価格は下がるとの認識を示した。同じころトランプ米大統領も、イランとの交渉は「秩序立って建設的に進んでいる」とSNSに投稿していた。

ハセット氏は「繰り返しになるが、合意が成立すれば、エネルギー価格は急落するとみている」と指摘。「そうなれば、米連邦準備制度が適切な対応として金利引き下げに動く大きな余地が生まれる」と述べた。

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一方、ハセット氏は連邦準備制度の独立性を尊重していると強調し、連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任したケビン・ウォーシュ氏を称賛した。トランプ氏は22日に行われた宣誓式でウォーシュ氏について「完全に独立していてほしい」とし、「自分のやり方で」仕事をしてほしいと述べた。

イランによるホルムズ海峡封鎖に伴う米国内の燃料価格高騰は、11月に中間選挙を控えるトランプ氏と共和党にとって政治的リスクを高める。ただハセット氏は、インフレ加速の主因はエネルギー価格だとの考えを示した。

「直近の経済指標をみると、エネルギー価格は確かに懸念材料だったが、コア指数はほとんど動いていない」と指摘。「エネルギー価格が再び下がれば、インフレ率がマイナスになる可能性もある」と述べた。

米消費者物価指数(CPI)は4月に前年同月比3.8%上昇し、約3年ぶりの高い伸び率となった。食品とエネルギーを除いたコアCPIは2.8%上昇で、昨年9月以来の大幅な伸びを記録した。

原題:Hassett Says Ending Iran War May Create Room for Fed Rate Cut(抜粋)

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