22日の原油相場は小幅に反発。戦闘終結に向けた米国とイランの交渉の行方を見極めたいとのムードが強く、上げ下げを繰り返す展開で方向感は乏しかった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は、前日比25セント(0.3%)高の1バレル=96.60ドルで引けた。北海ブレント先物7月限は96セント(0.9%)高の103.54ドルで終了した。

米国とイラン双方の重要な対話相手とされるパキスタンのムニール陸軍元帥がテヘランを訪問していると、事情を知るパキスタン政府高官が明らかにした。

BOKファイナンシャル・セキュリティーズのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「WTI原油は100ドルを下回っており、原油先物は短期的に何らかの合意を織り込みつつあるようにみえる」と指摘。

「ただ、トレーダーらは交渉を巡るニュースの見出しに徐々に反応しにくくなっている」とも述べた。

アラブ首長国連邦(UAE)はここ数日、イランとの戦争終結に向けた働きかけを強めており、サウジアラビアやカタールとともに、トランプ米大統領に交渉による解決を続けるよう促している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

ゴールドマン・サックス・グループは、世界の原油・石油製品在庫が今月、過去最大のペースで取り崩されていると指摘している。

バルバラ・ランブレヒト、カルステン・フリッチュ両氏らコメルツ銀行のアナリストは「紛争当事者間で合意が成立せず、その結果としてホルムズ海峡の通航が引き続き厳しく制限される場合、在庫水準への注目は一層高まるだろう」とリポートに記した。

原題:Oil Swings With Market Focused on US-Iran Peace Prospects(抜粋)

(相場と情報を更新し、アナリストの見方を追加します)

--取材協力:Mia Gindis.

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