(ブルームバーグ):米宇宙開発企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、同社が火星でのコロニー建設や宇宙空間でのデータセンター構築に成功すれば、報酬総額が増える可能性がある。米証券取引委員会(SEC)への提出資料で20日、明らかになった。
資料によると、スペースXの取締役会は1月、業績連動型の制限付きクラスB株10億株をマスク氏に付与した。全額を受け取るには、同社の時価総額が7兆5000億ドル(約1190兆円)に達し、火星に少なくとも100万人が居住する恒久的なコロニーを設立する必要がある。
マスク氏はスペースXの議決権の85.1%を保有している。これは、極めて集中的なガバナンス構造と、スペースXおよび同社の人工知能(AI)や衛星、ロケット打ち上げ戦略全般に対する同氏の強固な支配力を示す。
スペースXは6月の新規株式公開(IPO)を計画しており、規模は過去最大を更新する見通しだ。
マスク氏は昨年、現・元従業員から14億ドル相当の株式を取得し、同社株の保有比率を引き上げていた。
昨年11月には、業績連動型の制限付きクラスB株3億210万株もマスク氏に付与された。これは同社の時価総額が6兆5650億ドルを超え、かつ地球外で年間100テラワット規模の計算能力を提供できるデータセンターを完成させた場合に受け取ることができる。
原題:SpaceX to Reward Musk for Mars Colony With 1 Million People(抜粋)
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