韓国と台湾では、人工知能(AI)関連の半導体ブームで経常黒字が過去最高に膨らむ見通しで、中央銀行が年後半に利上げを迫られそうだ。

アンドリュー・ティルトン氏らゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、韓国では7-9月(第3四半期)と10-12月(第4四半期)にそれぞれ25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げ、台湾では4-6月(第2四半期)と10-12月期にそれぞれ12.5bpの利上げを見込む。

アナリストらは、テクノロジー輸出の急増が「AI主導のスーパー黒字」につながると分析。2026年の経常黒字は韓国で国内総生産(GDP)比10%を超え、台湾では20%を上回るとみている。ゴールドマンのエネルギー価格に関する「極めて悪い」シナリオ、つまり10-12月期に北海ブレント原油が平均で1バレル=120ドル近辺となる場合でも、黒字は「おおむね維持される」という。

同氏らは「今回のAIブームは、韓国と台湾にとって過去最強のテクノロジーサイクルだ」と指摘。「対照的に、非テクノロジー輸出は域内の供給過剰と最近のエネルギーショックにより軟調が続く見通しだ」とした。

同氏らによると、韓国のAI関連輸出は、過去10年間はGDP比10%未満だったが、今年はほぼ30%へと3倍に拡大する可能性がある。台湾ではさらに伸び、GDP比30%を超えるとみている。

原題:Goldman Sees ‘AI-Driven Super Surplus’ Swelling in Korea, Taiwan(抜粋)

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