(ブルームバーグ):食品宅配サービスを手掛ける米ドアダッシュの株価が6日、急上昇した。4-6月(第2四半期)の注文総額見通しが市場予想を上回り、米国および海外での消費者需要の強さが示された。
株価は167.97ドルで通常取引を終えた後、時間外取引で一時17%急伸。年初来では26%下落している。
ドアダッシュは6日の決算発表資料で、4-6月期の総注文額が324億-334億ドル(5兆650億-5兆2210億円)に達するとの見通しを示した。ブルームバーグがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は約323億ドルだった。
ラビ・イヌコンダ最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で、4-6月期は「順調なスタートを切った」と述べ、年初に月間アクティブユーザー数と会員登録数が過去最高を記録したことを受け、「需要は引き続き非常に堅調だ」と説明した。
トニー・シュー最高経営責任者(CEO)はアナリストに対し、欧州では傘下の英デリバルーが「過去4年で最高の成長率」を記録し、「Wolt(ウォルト)」は各国で市場シェアを拡大していると述べた。
こうした勢いは、ドアダッシュの長期戦略を支える重要な要素となる。同社はすでに米国最大のフードデリバリーアプリを運営しており、国際展開や自動配送ロボット、食料品、電子機器、衣料、自動車部品といった新たな配送分野への進出を進めている。これらの分野では、同様に投資を拡大するウーバー・テクノロジーズとの競争が激化している。
ドアダッシュによると、1-3月期には、米国で新規顧客数が前年同期比で増加し、既存顧客の注文頻度も増えた。これにより、税金やチップ、手数料を含む注文総額が予想を上回る伸びを見せた。
売上高は33%増の40億4000万ドル、総注文件数は27%増の9億3300万件となったが、いずれも市場予想を下回った。エバコアISIのアナリストらは、テイクレート(会社側の取り分比率)の低下が要因と指摘した。
4-6月期の調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前・その他償却前利益)は7億7000万-8億7000万ドルと見込んでおり、中央値は市場予想をわずかに下回る。イラン戦争の影響に伴い、配達員向けの燃料補助に5000万ドル超を支出する見込みであることを挙げた。
同支出は「他分野の投資調整によって少なくとも一部を賄う」としている。
原題:DoorDash Shares Jump on Order Forecast That Tops Estimates(抜粋)
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