三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は7日、個人向けサービス領域でグーグルと提携したと発表した。人工知能(AI)が顧客の決済手段や資産形成を提案し、実行する仕組みをつくる。

MUFGの山本忠司専務が同日記者会見し、グーグルとともに「金融を意識して使うものから、生活の流れのなかで自然に出会い、使い続けるものに進化させる」と狙いを語った。グーグルのAI分野の強みを個人向け総合金融サービス「エムット」などで活用する。

金利のある世界が到来し、銀行グループにとって個人からの預金集めの重要性が増している。特に、各行は若年層を囲い込むため、AIやデジタル技術を使った金融サービスの利便性向上にしのぎを削る。

国内トップ行のMUFGはグーグルだけでなく、OpenAIとも個人向け分野で提携を結んでいる。ライバル行との差別化に勢いを付けたい考えだ。

グーグルはAIが自律的に思考し提案する「AIエージェント」に強みを持つ。MUFGの金融サービスに組み込み、例えばオンラインで商品を購入する際、クレジットカード払いやアプリを通じた決済など複数の選択肢から顧客に有利な手段を提案し、決済を実行する。家計データとあわせて支出管理にもつなげる。

グーグル・クラウド・ジャパンの三上智子・日本代表は、世界のトップクラスの金融機関が同社サービスを活用して実装を進めていると説明した。

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